二日連続のPyCon JP 2014(https://pycon.jp/2014/)レポートです。
さすがに今日で最終回、、、のハズですw
PyCon JP 2014レポート最後のエントリーは、特に印象に残ったセッションを中心に振り返りたいと思います。
ちなみに、今回は野球要素ゼロですw
やきう民の私がPyConで楽しんできたこと
おしながき
2014/9/13(初日) セッション
- 基調講演 - Kenneth Reitz氏
- Deep Learning for Image Recognition in Python
- Presentation: The esperanto generator (ja) | PyCon JP 2014 in TOKYO
- PyCharm 活用術
2014/9/14(二日目) セッション
二日間を通して
- 「食」で振り返るPyCon JP 2014
- Pepper
- さいごに
基調講演 - Kenneth Reitz氏
CH01 Opening~Keynote: Kenneth Reitz - YouTube
一言でいうと、衝撃的なオープニングでした。
Python2とPython3の話は会場のみならず、YouTubeやTwitterのタイムラインで追っていた人も衝撃を受けたかと思います。
Python 2.xとPython 3.x、どっちを使う?という単純な問ではなく、プログラミングとは?アーキテクトとは?を根っこから考えさせられる基調講演でした。
、、、もうちょっと突っ込んだ事を書こうと思いましたが、誤解を招くのもアレなのでこれぐらいにしておきますw*1
Deep Learning for Image Recognition in Python
MH01 Deep Learning for Image Recognition in Python (ja) - YouTube
個人的には今回のPyCon JPで一番印象に残ったセッションでした。 ※自分の発表を除く
Python mini Hack-a-thon( http://pyhack.connpass.com/ 略称 pyhack)でもよく絡んでいるお友達、Hideki (atelierhide) | Twitterさんの発表。
Pythonを使った画像認識とDeep Learningを紹介しつつ、「Pepper君に何をして欲しいか?」をみんなで考えるという、実に有意義なセッション?でした笑
手法は本気で画像認識とDeep Learning、最終的に作ったアプリが、
もうね、、、死ぬほど笑いましたwww
でも真面目な話、画像認識とDeep Learningをつかってできること、を提示した意味で非常に有意義な発表でした。
pyhack で画像を集めるクローラー書いたり、Webアプリにするときどうしよう的な会話をしていたので、こうして陽の目をあびる形になったのはなんだかうれしかったですね。
私の野球ネタと共に、「 pyhack の"いろもん"組」として色々な所で発表したいしして欲しいです!*2
Presentation: The esperanto generator (ja) | PyCon JP 2014 in TOKYO
MH02 The esperanto generator (ja) - YouTube
こちらも同じくpyhack 常連組、Python歴3ヶ月目のワンダーボーイ、 中学1年生のtorajiro aidaくん(寅ちゃん)の発表。
pyhack ではオトナ達に混じって人工知能なコードを書いてて誰しもが注目していたコなのですが、まさかカンファレンスで発表するとは!!!
発表の内容は言語、エスペラントを延々と語るというなんとも哲学的な内容。ネタがまとまらなかったのか、Pythonのコードは一行も書いていない!!!!
しかしながらプログラミング言語の話や質問で出てきたバウリンガルの話*3もうまくこなす等、相当見応えあるセッションでした。
PyCharm 活用術
CH06 PyCharm活用術 (ja) - YouTube
Sphinx*4の共同メンテナー、Sphinxの人そして個人的には私をPython界隈に連れ込んだ一人である、Takayuki Shimizukawa (shimizukawa) | Twitterさんの発表。
PyCharmは自分もPython書く時にお世話になってるIDEであり、今回の野球アプリの発表もほぼすべてのコードをPyCharmで書きました。*5
個人Pro版にお金を払って使う程度によくつかうPyCharmの機能の話、特にデータベース連携の話は知らなかったので助かりました。
あ、そういえばデモはgdgdだった(ry
基調講演 - 西尾泰和氏
CH10 Opening~Keynote: Hirokazu Nishio - YouTube
非常にいい意味で、学校の講義みたいな基調講演でした。
人とコンピューターのつながり、を改めて考えさせられるというかなんというか。
メッチャやばいテーマかっこいい! #pyconjp #pyconjpH pic.twitter.com/K4CKNhc0t9
— Shinichi Nakagawa (@shinyorke) 2014, 9月 14
集合知、機械学習、データサイエンス
これってスーパーに乱暴な言い方をすればコンピューターでニュータイプを作るっていう感じですよね(ガンヲタ的な感想 #pyconjp #pyconjpH
— Shinichi Nakagawa (@shinyorke) 2014, 9月 14
寅ちゃんのエスペラント話もすごかったけど、西尾さんの話は本当に心に滲みたなあ。。。早起きしてよかったという感じです。
Python + Hive on AWS EMR で貧者のログサマリ
MH11 Python + Hive on AWS EMRで貧者のログ集計 (ja) - YouTube
ルーズヴェルト・ゲーム、野村ノートそしてマネーボール。
野球にも「貧者」「弱者」が徐々に強くなって逆転するストーリーがありますが、
そんなストーリーのエンジニア版みたいな発表でした。
- 今ある現状を元に
- 省リソース(≒少ない工数、時間、経験)で目的を達成する姿勢
- スピードを上げ、無駄な支出を抑える
そんなテーマでログ集計やサマリを取る、というスタートアップのみならず、大企業のR&Dでも参考になるいい発表でした。
これはリアルに仕事または野球アプリの参考にするかも。
発表と関係ないところでは、スライドが一度ボツって数日で書きなおした、という話にも感動しましたw
マーケティングに活かせるPythonライブラリ PyConJP 2014
pyhack仲間の池内 孝啓 (iktakahiro) | Twitterさんの発表。
最初の英語LTにはビビリましたwwしかも初日の基調講演のパロディーも含めてwww
本編は、「マーケティングその他の分析にPython 3.4使えるんだぜ!」という内容を109枚ものスライド(※最初のLT含む)で説明するという圧巻の内容でした。
面白かったのは、それでもプレゼンとしてしっかり成立&印象に残った話もいくつかあったこと。
内容もさることながら、池内さんのプレゼン力にビビった30分でした。
「食」で振り返るPyCon JP 2014
PyCon JPは食事も上手いカンファレンスだったぜ!
、、、って事でご飯の写真をうpしときますね。
初日のお昼
初日のパーティー
二日目のお昼
二日目のおやつ
Pepper
噂のRobot、Pepperくんも参戦してました。
アプリをライブコーディング中
展示にはこんなものもありましたw
二日目のプレゼント抽選で大活躍!
実はこのPepperプロジェクト、自分もほんの少しだけお手伝いさせてもらいました。
その過程で優秀なエンジニアが合流、少ない時間でしたが色々ディスカッションしつつ、本番の成功に寄与できて良かったです。
ありがとうございました!!!
さいごに
自分の発表準備も含めると、約2,3ヶ月前から準備をしていたPyCon JPが無事成功に終わり、本当に良かったなと思います。
そして、参加者としては最高に楽しめました!!!
いくつかの反省や希望もあったりしますが、今はやり遂げてよかったな感が半端ないです。
またしばらくの間はpyhack界隈でPythonな活動をしたいと思います!
レポートはこれにておしまい!