オーガナイザーでもKeynoteスピーカーでも無いのに真ん中陣取ってすいません:bow:*1
10/14(土)に有志メンバーと共に「教育心理学Meetup #1」を開催しました.
educational-psychology.connpass.com
基調講演を快諾いただいた三宅芳雄先生,参加者の皆さまそして「教育心理学概論 読書会」メンバーの皆さま,誠にありがとうございました.
ちなみに私は主催者ではありません,念のため(中の人かつキーパーソンの一人ではありましたが).
このエントリーでは教育心理学Meetupの様子と(私個人の)ふりかえり,最後は私事ですがアジャイルコミュニティとの今後の付き合い方について一筆入れたいと思います.
おしながき
- おしながき
- 免責事項
- 【はじめに】私とコミュニティの付き合い方
- 教育心理学概論 読書会 #とは&馴れ初め
- なぜMeetupをやることになったのか?&開催前の準備など
- Meetup当日
- Meetupを終えて
- アジャイルコミュニティから「任意引退」します
免責事項
私(@shinyorke)個人のまとめ&感想です.
特に教育心理学Meetupのメンバーにお願いですが,事実と異なる・過不足等あればコメントを頂けると幸いです(._.)
【はじめに】私とコミュニティの付き合い方
今年の夏ごろから決めたスタンス(姿勢)です.
私とコミュニティの付き合い方
前回エントリーからそのまま再掲.
- 自分より若い人(年齢もだが,経験とかコミュニティ歴って意味でも)が挑戦できる機会を提供する
- 個人もしくは企業としてやれる協力をやる(メンター・イベント運営のお手伝い・スポンサーetc...)
- (仕事上マズい場合を除き)持ってるノウハウは惜しまず提供する
更に加えると...
「教育心理学Meetup」のスタッフメンバーとしては以下のスタンス・ルールの元,色々とやらせていただきました.
- イベントを絶対に成功させる*4
- 提案より実行.まずはやってみせる.*5
- 手を付けにくい(付けられない),決めにくい(決められない)事は批判を覚悟の上,手をつける&決めてやりきる.*6
- ノウハウ(知識・経験)・持ちうるリソース(工数・スポンサードなど)は惜しまず投入する.*7
- 「忙しい」を言い訳にしないよう,時間があるときにタスクと事前準備をしっかりやる.*8
- イベント当日を全力で楽しむ.
教育心理学概論 読書会 #とは&馴れ初め
アジャイル界隈のコミュニティ,確かXP祭りあたりで盛り上がり,生まれた読書会およびコミュニティ(で合ってるよね?)です.
教育心理学に関連する書籍の読書会や小さめのイベントをほぼ毎月行っており,私はメインコンテンツである「教育心理学概論」の読書会に2回目から参加しています.
- 作者: 三宅芳雄,三宅なほみ
- 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
- 発売日: 2014/03/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
なお,本編の読書会は今年の6月に無事読了してAll Doneしています.
このコミュニティの面白いところは,
- 主催のkawagoiさん,ぷぽさんをはじめ, (年齢も経験も)若い人たちが中心に進めている
- 著名なアジャイルコーチやエバンジェリスト的な人たちは参加者&支援者として見守り(あまり表には出てこない)
- 本そのものを学ぶ事以上に,建設的相互作用による気づきを大切にしている(と私は解釈してます)
私自身,教育心理学については学んだ経験はありませんが,
- お仕事やコミュニティ(主にPython関係)で教えたりサポートする機会が増え,自分なりに悩みがあった
- 教育心理学が大切にしている「人が学ぶきっかけやしくみ」を学びたかった
- アジャイル界隈で仲良くさせてもらっている&成果にいつも注目しているkawagoiさんやぷぽさんが中心にいるコミュニティなら間違いないだろう
という背景の元,昨年の12月から今回のイベントまでフル出場で読書会に参加させてもらいました&流れでイベントもお手伝いすることにしました.
なぜMeetupをやることになったのか?&開催前の準備など
正直レベルに言うと,主催者のkawagoiさんかな?誰かが言い出して流れとノリで決まりました...というところなのですが笑.
真面目なレベルの話で言うと,
- 約半年の読書会および,学びを実践した成果を発表する場が欲しかった
- 教育に携わっている人たちに, 教育心理学に触れる・興味を持つ機会を作りたい
- 本の共著者であり,読書会にも参加いただいた三宅芳雄先生ともう一度何かをやりたい
という理由・背景があり,盛り上がってイベントの開催が決定しました.
決まってから数週間で,
- 基調講演(三宅芳雄先生)
- 会場提供はヴァル研究所
- コンテンツの詳細(LT・ワークショップ),懇親会の開催
という枠があっという間に決まり,かなり高い熱量の中イベント企画・進行が出来てよかったと思います&中にいる身としてはめちゃくちゃ楽しかったです.
もちろん,はじめてのイベントだったので企画や検討の中で色々と議論したり揉めた部分はありますが,最終的には形になったのでとても良かったです.*9
なお,20〜30人のイベントでも決めることホント多いなあという学びが個人的にあり,この辺をテンプレとしました(個人的なふりかえりPart1).
(Github)教育心理学Meetup #1 企画&進行のログ(イベント時に決めるべきことのテンプレ)
教育心理学Meetupに限らず,次回以降はこれで迷わずに済むはず&イベント慣れしている方からのコメント・プルリクお待ちしております(._.)
なお,事前準備および当日に私が担った役割はこちらです.
事前準備
- 全体スケジュールの素案作成&全体進行の決定
- イベントページ(connpass)作成と公開
- 懇親会の場所と中身を決める
- 当日のおやつを調達
当日
- 司会進行&(結果的に)全体の進行管理
- 会計係
なお,司会についてはRettyのイベント(Retty Tech Night 2017)で一回やった以外経験が浅く,
実は司会は苦手意識ある←
— Shinichi Nakagawa (@shinyorke) 2017年9月26日
まあ回数こなしてないからだけど
というリアルなつらみがありましたが,
気合いとノリとなれでなんとか!
— jinjineerはイカをはじめた (@mameco_0417) 2017年9月26日
聞こえますか、、、?
— ラード (@horobi_gengar) 2017年9月26日
頭に、、出てきたことを、、そのまま、、言えばいいのです、、、 https://t.co/2AeabcF9Mr
PyConJPでトークやLTの司会をキメたお二人の,ノリでしか無いアドバイス強いアドバイスを頂き,ノリと勢い,頭に出てきた言葉をそのまま話すスタイルでやりきりました.*10
ジンジニアさん, @horobi_gengarさんありがとうございました!
Meetup当日
司会者&会計担当からみた当日レポです.
写真は@r_takaishiさんが撮影&ていきょうしてくれましたありがとうございます!
なお,当日の様子は@ぶろっこりー さんがtogetterでまとめてくだってました,こちらもありがとうございます!*11
なお当日は司会と会計やりながら,LTのタイムキーパーもしてました(一人何役かわかんないw)
オープニング
オーガナイザーであるkawagoiさんから趣旨説明&教育心理学のダイジェスト・勘どころについて解説.
トークの内容は教育心理学に対する情熱と愛を感じる&その後の基調講演にもつながる素晴らしい前説でした!(時間オーバーしたけどw)*12
また,メンバーの一人尾澤さんからは発表者やディスカッション時のフィードバック方法(ふせんとホワイトボードの使い方)について解説がありました.
結果,Meetupが終わる頃には大変素晴らしいフィードバックの山が...!ありがとうございます!!!*13
基調講演
三宅芳雄先生の基調講演.
時間をほんのりオーバーしましたが笑,反応も上々かつLT→ワークショップに良い橋渡しになったと思います.*14
LT
私を含め,7名のメンバーがLTをしました.*15
読書会で学んだこと,職場や家庭(お子様の教育)で実践したことについての共有や問題提起などがありそれぞれの個性が活きた面白いLTタイムでした.
私は,PyCon JP 2017 Development Sprint Day(開発スプリント)で実際におきた「建設的相互作用」についての考察と感想,ペアプロ・モブプロとの関連は?という提起についてLTをさせてもらいました.*16
なおはじめてslideshipを使ってスライド作りましたがお手軽で素晴らしいです.
休憩〜おやつタイム
おやつ担当だったので前日におやつを仕込んで用意しました.
「銀座あけぼの」吉祥寺アトレ店限定の「スマイル焼印もちどら」,好評でした.
おやつの時間はLTや講演のフィードバックを眺めたり,他の方にフィードバックを返す良い時間になりました.
ワークショップ
私自身はこの時間に会計処理・懇親会の調整等をしていたので眺めているだけに.
遠巻きに見た感じでは各テーブル共に議論が進み,ワークショップの目的は達成できていたのでは?と思いました.
議論後のホワイトボードは学びが沢山詰まっていて(参加していない私が見ても)感動モノでした.
kawagoiさん,尾澤さんそしてワークショップ参加の皆さんお疲れ様でした!
クロージング&懇親会
クロージングではkawagoiさんから簡単なふりかえりとトークを,私からは当日の募金(ドネーション)の金額および簡単な収支報告,懇親会の案内と(少しだけ)PyLadies Tokyo 3周年記念パーティ来てね!という宣伝をしました.
最後に宣伝を入れた理由は,司会のアドバイス
調子に乗ることが一番のコツです。
— ラード (@horobi_gengar) 2017年9月26日
ちなみに私の一番得意なことでもあります。
最後も調子にノリたいと思ったからです笑(ちなみに途中も結構調子に乗ってた*17)
突然のフリに応えてRakuten Technology Conference 2017の宣伝してくれたプロ参加者一般参加者の@TAKAKING22 さんもありがとうございました*18
また懇親会は多くの方々(多分参加者の2/3ぐらい)が残って参加いただき,三宅芳雄先生をはじめ様々な方々とMeetupの続きの議論,会そのものに対する提案・意見などを頂き楽しませてもらいました.
Meetupを終えて
初回のイベントとして大成功だったのでは?と自負しています.
チャレンジできなかったこと(実は薄い本を出す計画があったけど未達)があったり,企画と進行で色々と苦労もあり決して楽な道ではなかったですが,当日は大きなトラブルもなく無事終えることができて良かったです.
週明けに主催メンバーでふりかえりをやるのでその場でも色々と意見は出てくるかと思いますが概ね満足なイベントだったと思っています.
また,私個人としては,
#教育心理学Meetup が私にとってのアジャイル界隈ズなイベントの「引退試合」と定義していたので今日はホントやりきって満足でした
— Shinichi Nakagawa (@shinyorke) 2017年10月14日
なぜ引退試合か…っていのうのはいずれちゃんとブログなり何なりに残します.
という意志と覚悟の元,今回のイベントをやりきれてよかったと思いました.
アジャイルコミュニティから「任意引退」します
TwitterやFacebookで匂わせていた「引退」の件について.
昨年末から今年にかけて,「教育心理学概論 読書会」「教育心理学Meetup」の読書会・イベントを全力でやりきり,2012年からJOINしていたアジャイルのコミュニティに対してほんの少しは恩返しが出来たのかな?と私自身は勝手に思っています.
マナスリンクの野球×食べ歩き連載*19でデビューの機会を頂いたり,XP祭りのLTで様々な方と出会う&学びを得たりetc...どちらかといえば貰い物だらけだった気がするのですが,今回はようやっと少しは何かを返せた・いくばくかの貢献ができたんじゃないかなと.
というわけで,
少なくとも来年一杯ぐらいまではアジャイルコミュニティでの活動を「任意引退*20」したいと思います.
アジャイル自体は大好きかつ,自分の血肉であるので,本を読む・実践する・イベントに「参加者」としてJOINする...は継続しますが,イベントやMeetupにリソースを使う,何かしらの執筆・登壇をするといった活動は暫くの間控えたいと思います.*21
理由としては,
- 公私共にデータサイエンスとエンジニアリングの方に振り切りたい
- エンジニアリング(Pythonとアジャイル)は実践するだけの精度・ノウハウを得たので次は未熟なデータサイエンスに力を注ぐ
- (ほんの一部の方々ですが)自分より年上・同年代(またはちょっと年下)のアジャイルなプロ・エバンジェリストの方々の行動にちょいと嫌気が指しており,距離を置きたい気持ちが生まれた*22
- アラフォーの自分がコミュニティにオラオラ顔で居座るのは良くない*23
色々書きましたが,データサイエンスとエンジニアリングに振り切りたいって感じです.*24
以上,長文になりましたがレポートでした!
*1:入る場所がなかったから,と言い訳してみる&こういう時はノリでやったもの勝ちである
*2:Part1は前回エントリー(PyLadies Tokyo 3周年記念パーティ)でございます.
*3:時系列的には(1日の差ですが)PyLadies Tokyoの前になりますが,企画と進行は教育心理学の方が後だったのでこの順序でレポしてます
*4:2回目が続くのか1回で終わるのか...の議論以前に初回は成功しないと話にならない,それだけ
*5:お尻(開催日)が決まってるイベントなので誰かがやらないと終わらない
*6:空気読まない(読めない)・人の話を聞かない悪癖を逆に利用しました
*7:年長者なので当然
*8:これは持論なんですが,波あるとはいえ社会人何かしら忙しいのは当然で,その中で時間を作って役割果たすのは結構大事だと思っています.ホントにヤバイ時はバンザイして助けてもらうor必要なかったらやらなきゃいいだけ
*9:具体的にどの辺で議論・揉めたかはここでは割愛.後日,メンバー同士のふりかえりがあるのでその時にしっかり見つめ直したい.
*10:とはいえ,スクリプト(台本)も無くやるのは辛かったのでスクリプト作って一人練習はしました.
*11:ちなみに彼はイベントスタッフではなく,自主的にやってくれました感謝!!
*12:特にkawagoiさんの愛情と情熱がなかったらこの会進んでいなかったのと,ホントにちゃんと準備して本気で臨んでいるんだなあと感心しました.
*13:これはマジで感動した
*14:なお私は司会業&進行に精一杯でほとんどお話を聞けず...この辺まだ司会素人だな&余裕を持って臨めるようにしたい
*15:他のメンバーの写真を貼ろうと思ったけど物言い出そうな気がするので割愛
*16:この開発スプリントは自分が結果的にメンターにまわり,学びと共に大変な苦労も経験したのでどうしても言語化してアウトプットにして供養したかったという思いがあり,ちゃんと成仏できてよかったと思っています.なお,翌日のPyLadies Tokyoに参加者の一人の方が参加,「目的を無事達成できましたありがとうございます!」とお礼を頂きホント嬉しかったです涙
*17:酔っぱらいモードはいいぞ!という会場スポンサー(ヴァル研究所さん)のヨイショとか,弊社Rettyの宣伝とか
*18:参加者にいたのでどうしても弄らずにはいられなかった,そして切り返しの速さは流石プロ
*19:この頃からRetty使いはじめてましたそういえば.この連載での経験がRettyと野球データ分析に繋がってると思うと感慨深い
*20:野球用語で「球団が保有権を持ったまま引退をする」こと.自由契約と異なり,戻りたい場合は元の在籍球団の許可が必要(ウィキペディア)
*21:ちなみにPython・Ruby・データサイエンス方面の活動は継続
*22:あまり多くはいいませんが,若い世代との入れ替わり・新陳代謝が生まれにくい土壌ができてるのでは
*23:イベントやコミュニティで盛り上がる人たちが4,5年前からそんなに顔ぶれ変わってないのは流石にマズいと思う,裾野の人口増えてるとは思えない
*24:まだ多くは語れませんが来年大きなプロジェクトを進める予定があり,今までの活動をふりかえりつつ「断捨離」をしている最中というのも大きな理由です