Lean Baseball

No Engineering, No Baseball.

イチ参加者としてのPyCon JP 2019 - 思ったこととか色々

PyCon JP 2019終わりましたねと.

参加された皆さまホントお疲れさまでした!

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初めてフツーに参加しました

今年「あえて」一般参加者として初めてPyCon JPを堪能しました.

一応,毎年参加レポ残してるので今年も残したいと思います.

TL;DR

  • 数年に一度であれば,普通の参加者ってのも悪くない.普通に楽しかった.
  • コミュニティ, コンテンツおよび運営の視点で今後ちょっと不安なとこがいくつか(ry
  • 来年も懲りずに登壇チャレンジしたい, ⚾を絡めた新ネタ披露間近ですよ!

おしながき

PyCon JP 2019の感想・所感

PyCon JPがどんなイベントか?はきっと山ほど参加ブログがあるはずなのでそちらをご覧いただくとして.

私自身の感想とか所感とかを残します.

初の一般参加

すごい大雑把に言うと,

CfP出したけど, 落ちたのでいっそ振り切って一般参加

に切り替えて存分に楽しみました.

私がPyCon JPに初参加したのは2014年, そこから毎年なので今年で6回目でした.*1

2014-2018(去年)までは, 野球とPythonの何かでCfPを出してすべて通り, 大変ありがたくも5年連続でお話させてもらいました.

何をやったか...は,各年の感想ブログにあるのでそちらをご覧いただけると嬉しいです(いちいち説明アレなので省略).

【参考】このブログのPyCon JP関連記事

昨年の発表で「野球Pythonは卒業します!(なお手のひらは回る模様)」と宣言したのですが, 見事に手のひらは回...らず,今年は野球のやの字もないテーマでCfPを出しました.

が, 前述の通り選考で落ちたのと,

  • そういや過去回で一度も一般参加したこと無い*2
  • もう5回も話してるし連続記録はそろそろ止める頃合いだな*3
  • 幸いにも負うべき役割はゼロなので, いっそ一般参加にふりきろう!*4

ということで, 念願・憧れの一般参加(初)という流れになりました.

何をしていたのか?

基本的には,

  • 気になる発表を聞きに行く
  • ポスターとか企業ブースを見て・聞いて回る
  • とにかく人と話す

をバランス良く, 自分の好き勝手気ままにやってました.

もちろん, 初日のパーティーは最後まで楽しみました(二次会は行きませんでしたがw).

発表を聞く・見る

いくつかの発表は狙って聞きに行きました.

二日目が2本, 初日3本といずれも少なめでしたが,結果どれも大変素晴らしいトークで学びもあって起承転結しっかりしてて素晴らしいなと感心しました.*5

特にこの発表は...!?という言及は避けますが*6, 今年から導入された15分枠は話す方も聞く方も慌ただしい印象ありました.

「登壇ハードルを下げるため」とあったけど,ほんとに下がったのかなあ?というのはクエスチョンとして残りました.*7

ポスターと企業ブース巡り

おおよそブラブラ見て回りました企業ブースとポスターセッション.

企業ブースは古巣のビザスク*8から, 普段から親交あるビープラウドさん, SQUEEZEさん*9ほか, 色んな所を回っては近況交換やらお話やらたくさんしてきました.

企画も色々あって面白いなーと思いましたが,特にJX通信社さんのピンポンゲーム企画は双方向参加型で面白いなと思いました.

www.wantedly.com

私はお喋りすぎて挑戦できなかったのですが,今度は挑戦したいですね.

とにかくいろんな方と話す

トークの前後,おやつタイムに懇親会と色々と話しかけまくった気がしますし,

など, 話をかけられる際は過去のアウトプットが手助けしてくれました.*10

最初に書いたとおり,今年は一般参加に注力で(PyCon JP 2019という意味では)アウトプットも活動もゼロなのですが, 「せっかくだから野球の人と話してみるか」的な感じで思ってくださってる方がホント多く,「ああ,今までの活動間違ってなかったな」と妙に感動しました.

また, つい二週間前に誕生日だったこともあり,

という熱いツッコミもいただきありがとうございました笑.

いいカンファレンスでした...が!?

個人的には, 昔からの友達から最近の友達そしてPyCon JP 2019ではじめましての人まで, 色々といい感じに交流して楽しめました.

が, ちょっと思うところもあり.

shinyorke.hatenablog.com

2017年の感想ブログからの引用なのですが,

私は幸いにも聞いた話でハズレは引きませんでしたが,去年のPyConでも「おや?」っていう発表もあったので残念ながら真実なのかなと思いました.

(中略)

…などなど幾つかあると思いますが,世代交代・多様性が進んでいるPythonコミュニティはそろそろ「外部に残すもののクオリティ」「Pythonコミュニティ以外に対するアプローチ・視座の高さ」を持つべき季節に来てるのかなと思いました.

2年前に警鐘を鳴らしたところが, 今年もまああったなーというのと, 当日発表は聞かずスライドを見ただけのやつでは「え,このレベルで喋っちゃうの!?」的なのもありすごくガッカリしたのもありました.

昨今のPython・データサイエンス・AI(笑)ブームの流れで色んな人が増えたり,その増えた人相手に何かをしたりする大人が増えたりしていると思うのですが, 私達自身が視座と視野を高く持ち, どこに出しても恥ずかしくないクオリティのものを発信していくことが重要じゃないかなと改めて思います.

個人的には...Pythonもくもく自習室ほか, コミュニティ活動の中でそれを見せ, フォロワーが増えるようにしたいなという危機感を感じているのでやれることはやっていきたい所存です.

2020年のチャレンジ&我思う

PyCon JP 2020に向けて, という意味で.

個人活動として新しい「野生の研究者」活動を少しずつではありますが再開*11しており, その成果の一部を「PyCon mini Hiroshima 2019」および「PyLadies Tokyo 5周年記念パーティー」の発表・LTでぶつける次第です.

hiroshima.pycon.jp

pyladies-tokyo.connpass.com

PyCon JPおよび今の仕事とは別文脈の意図もありますが, PyCon JP 2019で得たこと・学んだことをここに活かせれば良いなと.

最後になりますが, 私自身PyCon JP 2019で登壇できなかった事を「悔しい」「寂しい」と多少は思うのかな?と思いきや, 一般参加として十分楽しみ, 学ぶことができたのでむしろ今は「これで新しい挑戦ができる!」とワクワクしています.

PyCon JPで学んで「刺激をうけました!」「悔しい!」という方にはぜひ今日明日からチャレンジするテーマ見つけて前に進むと良いんじゃないかな!?

なんつったって人の発表は「余所事」ですから.

PyCon JP 2019, 皆さまお疲れさまでした!

*1:ちなみに,カンファレンスデーは不参加でしたが,PyCon APAC 2013はスプリントだけ参加しました. って考えると7年目

*2:2014のブログにも書いた気がしますが, #pyhack の人たちの圧に背中押しされて?CfPを出した結果通ったのが初回で, その後は自分の意志で「登壇して当然」ぐらいにやってました.

*3:何かしらの登壇・役割ありというところではaodagさんが10回連続?らしいです. そして公式記録じゃないですが, ビープラウドさん(connpass, PyQでお馴染みの強い会社)の在籍経験無い人では私が唯一の記録な気がします.

*4:飛び入りでLTしたらいいじゃん, とか一緒になんかやろう!的なありがたいお誘いもいただきましたが「一般参加のみロールって今回逃したら味わえないと思うので」という理由でそっ閉じしました. ちなみにトーク応募以外のCfP(LT,ポスター他)は出していません(最初から考えてもいなかった).

*5:5本も聞いたら1本くらい外れあってもおかしくない感覚なのですがどれも面白かった.

*6:登壇した方を捕まえてだいたいお伝えしてるのでまあいいでしょう笑

*7:私個人の感覚・経験として, 30分が15分になるのは確かにスライドの量や時間が減ってハードルは下がるかもですが, ちゃんと作り込むと結局スライド切ったり話す量を調整したりとかえって難易度高いんじゃないか感すらあります.

*8:CTOの花村さん, エンジニアの村上くん, 採用担当のむっちゃんが元々チームメイトで思い出話とか近況交換で話題が盛り上がったのはやっぱりカンファレンスならではだなと思いました.

*9:ビープラウドさんもSQUEEZEさんも普段からもくもく会やイベント, 地方のPyCon miniで定期的に会ってはいますがやはりPyCon JPならではの空気でお話するのは楽しいです.

*10:よく人から「中川さんって社交性あるよね」とか言われますが実際の所, はじめましてだったりすると距離感掴めないんでそこそこ会話は苦手な意識あります.

*11:野球Hack/野球Pythonはかつては野生の研究者活動の一環でして, 野球以外にも思いついていて試してないテーマが幾つかあります.