Lean Baseball

No Engineering, No Baseball.

いままでの越境、これからの越境~又は、コンサル企業から情報サービス業に移籍して変わったこと #devlove

この記事はDevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」 - DevLOVE | Doorkeeperの3日目の記事です。

Pepper*1楽しいー

はじめましての人もそうでない人もこんにちは。

「なかがわしんいち」ともうします。

去年のDevLOVE Advent Calendar 2013 「現場」 - DevLOVE | Doorkeeperに引き続き、今年もAdvet Calendar書かせて頂きます!

自己紹介

  • 名前:なかがわしんいち(Shinichi Nakagawa (@shinyorke) | Twitter) シンさん、なかがわさん、ガジェットさん*2とかそんな感じで呼ばれています。
  • 職種:主にサーバーサイド・アプリケーションの企画・開発・運用をやる感じのエンジニアです。フロントエンド・スマホもちょびっと出来ます。また、アジャイル・リーンの考え・手法を使ったマネージメントやファシリテートが大好物です。
  • 略歴:ソフトウェアハウス(3年半)→独立系ITコンサル(10年半)→八重洲の情報サービス業←今ココ(2ヶ月前から)
  • 特技:Agile(Scrum, Lean,etc...), Lean Startup, Python, Baseball
  • 「野生の野球アナリスト」として、野球のデータを解析・披露する活動をしています。最近はPythonのカンファレンスで「Pythonではじめる野球プログラミング」という発表をしました。Pythonではじめる野球プログラミング PyCon JP 2014 9/14 Talk Session

いままでの越境、これらの越境

エントリーを書く前に、、、「越境」の意味を改めて確認します。

【越境】

境界線を越えること。特に、法的に定められた領界を無視して侵入すること。

※Goo辞書(http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/24038/m0u/)より引用

「境界線を越える」は当然そうだな、と思いましたが「領界」に「侵入」というニュアンスは意識していませんでした。

と、いう訳で私のエントリーでは「領界」と「侵入」というキーワードを元に、

  • 前職、コンサル企業時代の「越境」を振り返り
  • 現職、八重洲の情報サービス業での「越境」を定義する

という感じで語りたいと思います!

いままでの越境~コンサル時代

領界

クライアント(お客様)の懐

侵入
  • 「クライアントの懐」でパフォーマンスを出し、クライアントと自分のバリューを高める、破壊的な侵入
  • 仕事のやり方、技術、文化に対して、新しい「色」を加える

前職時代、特に辞めるまでの過去5年は、「生き残る」為に、

  • クライアントのビジネス、組織、文化のバリューを高める
  • そんな仕事を通じて自分のバリューを高める

事に必死でした。

当時の仕事の体勢上、自社の同僚よりもクライアントの担当者さんと並走して仕事をすることが多かった私は、

  1. 仕事の会話は勿論、ランチ、お茶休憩、仕事中の雑談、飲み会etc...を通じ、「クライアントの懐」を知る
  2. 「クライアントの懐」を知った上で、「意味がある、喜んでもらえる事」を行う
  3. これらを誰の指示でも無く、自主的に勝手にやる

を自分のルールとしてやってきました。

なぜかというと、これらがクライアントのバリューを高め、自分のバリューを高め、クライアント企業、自社そして自分の「うれしさ」に繋がると信じていたからです。

幸いにも、担当していた案件が、

  • 小規模なWebアプリ開発
  • サービスインしたスマホアプリの継続的開発とリリース
  • 新技術の検証(R&D)

といった、3~4人規模のスモールチームでスクラムマスター兼エンジニア(&クライアント不在時のプロダクトオーナー代理)という立ち位置だったので、直接クライアント担当者と交渉&実施がやりやすい立ち位置にあったので施策の実行がやりやすかったです。

コミュニケーションを取る上でも、会話や食事を通じてクライアントを知り、意味がある、喜んでもらえる事を行う為の下準備を念入りにしました。

また、クライアントや自社の規約、フォーマット、前例には無いことも「勝手に」実施し、良かった事はそのまま引き継いで継承されたり等、「新しい色を加える」事にも成功しました。

ちなみに、自分の同僚たちは、

  • クライアントの要望(≒言ったこと)が第一
  • 要望を満たす為、手元にあるメソッド・手法・フレームワークで処理をする
  • 他の同僚、プロジェクトの事例や上司・先輩の指示・経験に耳を傾け、慎重に実施する

という方々が多かった気がします。思いっきり自分の真逆ですw

真逆故に、自分の方針、やり方に対する意見は多かったです*3

ですが、結果的に次の契約を勝ち取ったり、社内のポジション、給料といった「自分の価値向上」が、目的通り達成出来たので最終的には良かったと思っています*4

とはいえ、同僚そしてクライアントからみたら、今までのやり方を覆したり新しいことを始めたりするある種の破壊者だったことは肯定します。これを僕は破壊的な侵入だったと思っています。

色々ありましたが、コンサル時代の越境は自分にとって非常にいい経験でした。

これからの越境~八重洲の情報サービス業でやろうとしていること

領界

他部署

特に、エンジニア以外の人々が所属する他部署(営業さんなど)

侵入
  • お互いの理解を深める、平和的な侵入
  • 仕事のやり方、技術、文化に対して、新しい「色」を加える

そして今は違った環境、新しいポジションで「越境」しようとしています。

戦場がクライアントのビジネスから自社のサービスへ。

立ち位置がスクラムマスターからプロダクトオーナーへ。

自分が果たす役割、立ち位置から見える風景が180度変わりました。

特に、企画、営業、サポート部門とタッグを組みながらサービスを成長させる、という初めての経験の中、今は苦しみとやり甲斐を感じています。

役割、スキル、背景が違う仲間たちとの中で如何に理解し合いながら越境するか、サービスに新しい色(技術、文化、etc...)を加えるか?と自問自答しながら日々を過ごしています。

迷う所はいくつかありますが、、、コンサル企業時代のように、「破壊者として、新しい色を加える」というより、「お互いを理解した上で新しい色を加える」感じでできたらいいのかなぁ。。。と。

この辺、まだ始まったばかりなので答えは出ていませんが、コンサル時代とは違う、お互いを理解した上での平和的な侵入ができればいいのかなと思っています。

来年のAdvent Calendarを書く頃には答えが出ればいいと思ってます!

、、、テーマは違うと思いますけどねw

次の人へ

azumi (@azumi0812) | Twitterさん、よろしくお願いします!

*1:一ヶ月レンタルで借りてます

*2:新しいガジェットにすぐ手を出すからw Pepperがいい例

*3:定期MTGの度に叩かれたり、陰口を言われたりというのはちょいちょいありました。。。

*4:余談ですが、クライアントを通じて自分の働きを知り、パフォーマンスに見合う評価をしてくれた、前職の経営陣およびクライアントの橋渡しとなった営業さん達には本当、感謝しています。