Lean Baseball

No Engineering, No Baseball.

ブログ8年目突入&200投稿記念「オススメしたい過去記事をベストナインにしてみた」

サムネイルには特に意味はありません, 最近短めの夏休みをもらって札幌に帰っていました.

それはさておき, このエントリーは当ブログ通算200本目の記事となります.

最近行った札幌の夜景です

いつもブログを読んでくださっている方, 様々な角度・視点からフィードバック(ネガティブ・ポジティブ両方共にありがたいです感謝🙏), 誠にありがとうございます!

あくまでも「全世界に公開していいメモ帳」というスタンスで書いている(おそらくこれから先もそう)ものが, 読んでいただけるだけでも嬉しいですし, 感想や「ためになりました」「助かりましたありがとうございます!」なんて言われるなんて思ってもいませんでした, このブログをはじめた8年前は.

というわけで, 記念すべき200本目のこの記事は,

過去8年間, 199本のブログ記事の中から筆者である私が特にオススメしたい9本+αを紹介したいと思います.

このブログ史上, 最も誰得なのかわからないテーマかもですが, 「自分メモ帳の棚卸し」という観点においてそろそろ見直ししてもいいかなと思い, 200本目はこのテーマにしてみました.

過去記事ベストナイン

Lean Baseballと名乗っているのでベストナインにしてみました...が, +αで特別枠2本も紹介します.

このブログ「Lean Baseball」は副題として「No Engineering, No Baseball.(エンジニアリング無くして野球は無し)」という私のスタンスに基づいた記事が中心となっております.

というわけでベストナインは,

  • 技術のはなし
  • キャリアのはなし
  • 野球のはなし

から3本ずつ選出しました.

なお, 純粋な人気順(≒はてなブックマークの数)だと, こちらがそのまま答えになりますが, 執筆している私としては, はてぶが少ない・PVが微妙であったとしても「よく書けた」「これは読んでほしい」というモノもあるのでそういった視点で選出しています.

ベストナイン(スタメン)

技術・キャリア・野球の視点で選んだ9本.

技術のはなし

技術編については「一番最近書いているものが一番イケている」というお気持ちで書いてるので割と最近の話がメインです.

トップバッターは,

shinyorke.hatenablog.com

クラウド環境で仕事をするようになってから10年ちょい, 公私共に沢山積んだ経験(特に昨年のワクチン予測とか今年のクラウドエンジニアリングな仕事)から培ってきたものを言語化・整理かつ, 自分で試した上で言語化したエントリーがこの「Webアプリとデータ基盤をサクッと立ち上げるためのプラクティス - Google Cloudとサーバレスなサービスで良しなにやってみた(2022/5/15)」という記事に詰まっています.

これは本文もですが, やはり見てほしいのは構成図ですね, これもでもまだ道の途中なのでまだまだアップデートされていくと思います.

そして個人的な開発・エンジニアリングで「これは最高傑作!!!」と思っているのが「野球選手の成績予測アルゴリズム」です.

shinyorke.hatenablog.com

野球ではじめる機械学習 - 特徴量エンジニアリングとPython, Rを用いた成績予測(2020/8/28)」は2020年のコロナ渦でプロ野球ほかいろんなエンタメが延期・中止になり, やることがなくなった時期に集中して作りました.

この記事自体はPyCon JP 2020で発表した内容の補足記事で, 真似する方と今後の自分のために書き起こしたものです.

なお, このモデル自体はメジャーリーグの成績予測でしたが, 後にプロ野球版も開発し, その結果は他の個人開発でも活かされています.

....という意味ではこれも金字塔ですね.

なお, 個人的に今最もアツい技術ネタは「ついにサーバレスで使えるようになったDataproc(Apache Spark)を個人的なデータ基盤に盛り込む」ことです.

shinyorke.hatenablog.com

野球のビッグデータをGCPとPySparkでいい感じに使いやすくしてみた - DataprocとGCFを使った緩いデータ基盤(2021/8/22)」この記事自体はDataprocをPySparkで使うための整理をしていたネタですが, 前回の記事にあるとおり, サーバレスでの目処が立った上, これを用いたネタをPyCon JP 2022でお話することになりました.

pretalx.com

デモアプリ含めて, 完成度高いのが出せたらと思います, 乞うご期待.

キャリアのはなし

エンジニアとして働いているので, 「技術の話とキャリアの話はだいぶシンクロしますやろ!」って事でキャリアのブログも真面目に書いています.

社会人キャリア22年間で7回転職(今が8社目), 個人的には戦国武将の藤堂高虎*1公みたいと思ってます.

これもやはり最も最近の話が読んでほしい話だったりするのもあり.

shinyorke.hatenablog.com

Webな事業をする会社のエンジニアから再びコンサルの世界に戻るはなし - 42歳シニアエンジニアの大冒険のはじまり(2021/9/12)」という話は「ある程度仕事ができる40代シニアがキャリアの岐路に立ったとき如何に行動するか?」という視点で自分の中で大切にしているエントリーです.

「アラフォーのエンジニアで転職するか否か考えてる」方には自信を持ってオススメしたいです.

個人的には, 50歳とか60歳ぐらいになってから読むとどうなるんだろう?という楽しみもあったります.

コンサルに戻ったのにはいくつか伏線となるようなイベント・考え方の変化があったのですが, このエントリーもその一つでした.

shinyorke.hatenablog.com

エンジニアの辛い仕事をいい感じにする技術 - コンサルの仕事術・思想から学べること(2020/10/11)」は読んだ本の感想を忘れない内にまとめよう...っていうモチベーションで書いたつもりが割と大作になったんですよね笑

この当時は前職でデータサイエンティスト, エンジニアのインターンさんと一緒に働いていたのですが, 当時の彼らはコンサル志望だったりしたのでこの手の雑談が多かったなーって記憶があります, このエントリーを書いた一年後に自分がコンサルに行く(戻る)という綺麗な伏線回収含めて思い出深いです.

これは, 技術系のコンサルを目指す人やエンジニアやデータサイエンティストの人でコンサル系にキャリアチェンジを考えている人は読んでほしいかなと.

そして, キャリア系で最も読まれている・インパクトあった話がこれ.

shinyorke.hatenablog.com

「私はいつの日か野球の仕事でエンジニアとして価値を出していきたい」なんて言い続けいていたら, ホントにそうなった(正夢になった)という嘘のような本当の話が「夢は正夢〜「野球エンジニア」としてのキャリアのはじまり(2018/1/14)」です.

夢として野球の仕事をやりたい!と語り始めてから3年ちょっとで達成した振り返りとやりたいことがなんかいい感じにまとまっています.

これは今読んでも当時を思い出しますね, 良くも悪くも*2.

野球のはなし

そして野球そのものの話.

最近はちゃんと野球ネタできてないんだよな...そのうち何か出します🙏

それはさておき, 「No Engineering, No Baseball.(エンジニアリング無くして野球は無し)」というこのブログのスタンスに最も親しいかつ, 「野球でなにかエンジニアリングとかデータのネタやるならひとまずこれを真似ろ!」と自信を持ってオススメできるのがこの記事.

shinyorke.hatenablog.com

たった数行のPythonコードで打者大谷翔平がどれだけ凄いのかを見てみる(2016/7/3)」という, 当時日本ハムにいたオオタニサンが「一番投手で二刀流出場, 自分で先頭打者ホームラン打って自分で投げて勝ち投手」とかいう日本の二刀流史上最もおかしなプレー*3をしたその日...の試合終了からすぐ, データを出してグラフを書いて出したこの記事はめちゃくちゃバズりました.

結構, 雑に書いたつもりなのですが構成もシンプルで読みやすく, 「どうやってこの記事を2時間ちょっとで書いたんだ私🤔」と未だに疑問があります.*4

そしてこの信じられないスピードで出したオオタニサン記事から5年, ついに「ネタっぽい, 野球データサイエンス・パロディ」がAIによって爆誕.

shinyorke.hatenablog.com

TOKYO 2020の侍JAPANが発表されたその日の内に, 「野球AIが選ぶTOKYO 2020侍JAPAN24名 - 機械学習で忖度無く選んでみた.(2021/6/16)」というエントリーで「自作の野球AIを使って忖度なく選出したよ!」とネタにしました.

これはオオタニサンの時とは異なり, 「ちょっと調べればできる」ネタではなく, 先程紹介した「野球ではじめる機械学習 - 特徴量エンジニアリングとPython, Rを用いた成績予測(2020/8/28)」の派生で作ったプロ野球版成績予測アルゴリズムを元に, 半年かけて作って実現しました*5.

五輪代表の発表に間に合わせるように開発してた*6ので, 間に合った時は喜びよりもホッとしたお気持ちの方が強かったです*7.

そして私はセイバーメトリクス(野球統計学)を元にした野球データサイエンスをメインにしているので, セイバーメトリクスの記事もよく書いています.

shinyorke.hatenablog.com

30分で理解するセイバーメトリクスの教科書 - 野球を統計的に楽しもう(2019/12/1)」は, このブログを始めた当初に書いてそこそこ読まれていた記事「【野球】30分でわかるセイバーメトリクス」をブラッシュアップして執筆したのですが, 我ながらよくまとまった内容で気に入っています.

「ガチでスポーツデータの分析したり野球のデータで仕事をしたい!」方はぜひ「30分で理解するセイバーメトリクスの教科書 - 野球を統計的に楽しもう(2019/12/1)」を読んでください!

特別枠

ここまではメインの9本でしたが, オマケを2本ほど.

毎年恒例Python本ブログ

「あれ, 中川さんPython本のブログが一番人気なのでは!?」と思った方, いますよね?

勿論そのとおりでこのシリーズについては2017年から書き始めていて, 現在までに7本*8存在します(2017〜2022).

shinyorke.hatenablog.com

元々は, 「よく人に聞かれて答えるのも中々面倒*9なので, 最大公約数的なネタを用意して毎年書こう」というモチベーションでスタートしました.

が, やってるといい振り返り・メモになるしその年のトレンドだったり, 自分が大切にしている視点・価値観がわかって面白いです*10.

ので, この記事もきっと書き続けると思います, Pythonを使わなくなる日がくるまで(来るかどうかはわからない).

個人開発をはじめよう

個人開発(もしくはインディー開発)が大好きというか, 大事なライフワークになっているので個人的な開発・趣味開発のネタはこのブログで多く取り扱っています.

shinyorke.hatenablog.com

こちらは書籍で自分のブログが取り上げられたことを記念に書いたものですが, スタンスとかお気持ちがよくまとまっていてオススメしたいです.

結び

というわけで, 記念すべき200本目の記事は,

誰得かわからない, 過去8年199記事から選ぶベストナイン

でした.

このブログを何回か読んでる方, 定期的に寄ってくださってる方, もしいればこのエントリーで取り上げた記事で読んだことないやつあればぜひご笑覧ください.

また, このエントリーの補足は最近始めたポッドキャストでも軽く話そうと思っています.

stand.fm

今後はブログも継続して書くと同時に, 「ブログの可愛い弟」であるポッドキャストも育てていきたいと思います.

最後にもう一度, 大切なので二度言わせてください.

いつもブログを読んでくださっている方, 様々な角度・視点からフィードバック(ネガティブ・ポジティブ両方共にありがたいです感謝🙏), 誠にありがとうございます!

今後もこういうペースで書いてくので, どうぞお付き合いください👍

*1:近江(滋賀)の有象無象な武士の家からキャリアをスタート, 浅井長政→織田信長(の家臣たち)→豊臣秀吉→徳川家康, などなど主を変えながら所領も家も大きくし最後は国持大名になった文武両道, 築城の名手だった戦国〜江戸初期の名将. 大男であり, 主君を何度も変えたり何でもできる人ってあたりで何気に自分に似ていると思いながら見てます(ので好きな武将です).

*2:いい思い出の方が多いですが, まあやっぱ辛いこともありましたので.

*3:あれから6年, 今はニュースで毎週のように「二刀流で投げて打ってジエンゴ」というおかしな光景を見ているので不思議なものです, 褒め言葉ですよ(いい移籍先が見つかるといいなと思ってます, オオタニサン)

*4:覚えているのは試合が終わってからすぐ, どこかのスタバに入って2時間一本勝負で仕上げて出しました.

*5:余談ですが当時仕事が忙しかった上に転職活動もしていたのでホントにギリギリ間に合った感半端なかったです

*6:間に合わなかったらネタとして何も美味しく無いため, これは狙ってやりました.

*7:技術ブログも野球ネタも「時事ネタ」色が強く, タイミングを逃すとホント面白くなくなるのでここはホント勝負だと思ってました.

*8:2017年に2本, その後毎年1本書いてます

*9:聞かれる度にググってリンクを送るぐらいなら, 最初からブログに書いてそのリンクごと渡して「これ読んで」って言ったほうが早いというやつです.

*10:軽く裏話をすると, 敢えて毎年違う視点・切片で捉えるようにしています, 不思議とネタが途絶えることが無いので切り口ってたくさんあるなっていうのとPythonできること多すぎなのではと毎年思っています.