Lean Baseball

No Engineering, No Baseball.

シニア・エンジニアの簡単なお仕事 - デブサミ2020で登壇しました

【TL;DR】デブサミで喋ってきました.

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高く飛び続けましょうって話でした.

事前登録から多くの方々にご登録いただき, (写真は自粛しましたが)壇上から見る限り, 立ち見も出ていたみたいで感謝感激でした.

数あるセッションの中からお越しいただき(+来られなかった方もリハーサルとか諸々でサポート・応援)ありがとうございました.*1

このエントリーではスライド・発表でいい足りなかったことを補足という形で残したいと思います(発表準備の話を含めて).

スタメン

当日の様子など

スライドは初めてアスペクト比を16:9で作成した関係上, すべて書き下ろしになりました.*2

また, CodeZineさんのTogetterまとめをはじめ, 数多くのレポートを頂き感謝です!

スライド

100枚ありますが割とサクッと読める出来だと勝手に思ってます.

ちなみに当日は45分のお時間を頂いていましたが, 42分ちょいで終わりました.*3

反響とか

CodeZineさんのTogetterまとめに感謝!

togetter.com

何人か既視感ある人いるけどそれはさておき

多くのツイート・感想をいただき涙モノでした.

中には素敵な言語化まで...ありがたい.

短距離ではなくマラソンっていう話、アウトプットする人みんな言ってる

この辺は皆さん印象に残った(かつ自分としても訴えたいポイント)みたいで良かったです.

また, こちらについても初言及しました.

お気持ち的にはこんな感じです.

野生とはいえ, プロレベルの野球データサイエンティストでありエンジニアなのでね.

こういうやりとりができるのもデブサミならではだなと思いました.*4

数々のサポート

また, 当日および本番前から, 所属のJX通信社のメンバーから,

  • 写真撮影
  • 社内SlackやTwitterでの盛り上げ
  • (これは元々のルールですが)勉強会・イベント登壇・参加は業務時間中OK
  • Wantedlyコンテンツほか, 企画段階からのサポート
  • 後述の通り, リハーサル場所として会社のイベントスペースを快く提供

と数多くの支援をいただきました.

会社の事例ではなく, 個人の話にも関わらず前のめりでサポートしてくれて涙モノでした.

ホントにありがとうございました!&裏話とかはTechブログで後日公開したいと思いますのでそちらをお楽しみにどうぞ.

登壇に至るまでのあれこれ

キッカケは至ってシンプルでした.

デブサミ2020の案内が回ってきて,

  • そろそろデブサミでまた登壇したいなっていう欲が出てきた, ちなみに前回は2018冬でした.
  • 幸いにもテーマはある(正に今回の話)
  • 「野球エンジニアになったけど卒業しました」という話は禊(みそぎ)としてどこかですべきだよね自分.

という感じでしっかりストーリーを練った上で応募を出した所, 見事選考が通り, 2年ぶり2回目のデブサミが決まりました.*5

事前準備

今後の自分のため&今後同じく登壇する人の参考になれば幸いです.

スライドの構成・ストーリー

資料の構成は最初から「未来・過去・今」という人々自分のドラマ, と最初から決めていました.*6

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個人運用しているSlackで壁打ちしました

途中, 「コミュニティ・マネジメントの話はいらない」となり, 代わりにセイバーメトリクスの要素を大きめにした以外, 昨年12/28(年末年始休み初日)に構想した内容ほぼそのままでスライドもデモも出来ました.

なお, 基本的なお話はすべてこちらのエントリーで固まっていたのでこのエントリーから色々と引用しました.

shinyorke.hatenablog.com

デモと野球データサイエンス

また, (デブサミだけじゃなくて色々と分析・研究してる文脈で)データベースとアプリを作ろう, という企画もあった&せっかくなのでいい感じに披露しよう!ということで,

  • Nuxt.js
  • FastAPI
  • その他使いたいもの色々

でデモ開発と分析をしました...という話はいくつかエントリーを書いたりしました.

tech.jxpress.net

shinyorke.hatenablog.com

shinyorke.hatenablog.com

どれもこれもいい感じに反響・反応があり良かったです.

また, 一部の話は本編スライドでも引用したりと結果的に資料構成がシャープになった気がします.

スライド作成(とタイトルのひみつ)

スライドはデモアプリ開発が落ち着いた今年のはじめにやりはじめました.

なぜスライドよりアプリが先かというと,

「対話および, 動くソフトウェアを元に変化への対応」

を愚直にやるためでした.*7

スライド作成は,

  • 3つの拘り「客観的な視点と言語化, プログラミングし続ける, 野球大好き」とともに.
  • 3つの時代「ミライ」「 過去」「今」を生き抜くために.
  • 4つの道具「エンジニアリング」「データサイエンス」「アジャイル」「セイバーメトリクス」を磨き続ける.

の, 334を揺るぎない前提として, 順番に書き始めました.

なお, タイトルの「生涯イチ・エンジニア」「I want to be part of the Senior Engineer(私は強いエンジニアの一員でありたい)」の由来ですが,

  • 「生涯イチ・エンジニア」はスライドにも入れたとおり, 故・野村克也さまのありがたいお言葉から引用(2018年のデブサミから心に決めて使っている言い回しです).
  • 「I want to be part of the Senior Engineer(私は強いエンジニアの一員でありたい)」は私が愛してやまないイギリスのバンド, RADIOHEAD*8の名曲「The Bends」の歌詞をアレンジ*9

ちなみにThe Bendsの件は作業中にアルバムそのものを聴いていて,

I want to live, breathe

(私は生きていたい, 息をしたい)

I want to be part of the human race

(私は人々の一員でありたい)

っていう節が何度も心に刺さり, 「これじゃん!」っていうことで決まりました.*10

リハーサル

45分の発表が久々だったので,

  • ストーリーとデモ, スライドの最初が出来たあたりで短めリハ. これは自分が運営しているPythonもくもく自習室の成果発表として.
  • 社内で45分完成版のリハ. 社員限定で45分計測の上やりきり.
  • 本番前の会場リハ. これは登壇者全員が必ずやるもので, 機材チェックがメイン.

と念入りに3回のリハーサルを実施しました.*11

結果, 尺通りに終わるかつ, 言及したいポイントもしっかり伝わってよかったです.*12

特に引っ越したばっかりの新オフィスのイベントスペースを借り切ってのリハーサルはすごく気分が良く, 30人は入るスペースで通しリハが出来たのは最高でした.*13

ふりかえり - 反省とネクストアクション

反省としては, タイトルに「野球」と入れなかった事ですかね...

「野球統計・セイバーメトリクスと共に語るよ!」ぐらいのモノを入れておけばもっと盛り上がった気がしました.*14

ちなみに明日はそんな野球の話をガッツリしてきます.

spoana.connpass.com

まだ参加可能みたいなのでご興味ある方はぜひ!*15

*1:立ち見たくさん出たの, PyCon JP以外では人生初でした(デブサミ2018の時は空席あった記憶)

*2:愛用しているAzusa Colorsにシレッと16:9対応があったのと, 最近のプロジェクターで4:3のみってのも見かけなくなったので今回を機にエイッと作りました. 故にスライド作る時間掛かってしまいましたが汗

*3:会社でリハーサルしたときには40分だったのでもうちょいゆっくりやったろ!って思ってゆっくりめにしてもこれでしたw

*4:いい形で本音を披露できたのは気持ちよかったです.

*5:ちなみに, 2015年あたりに公募で出して落選したのでそのリベンジが出来たのは良かった.

*6:どこからの引用かはご想像におまかせします🎸

*7:に, 加えてJX通信社の社内勉強会の期日が先でそっちに見せるものないとかっこ悪い!っていう現実的な理由もありました, 動くソフトウェアありきってことで

*8:ちなみに私のアカウント名shinyorkeのyorkeはThom Yorkeからの引用です.

*9:だから途中でベン図出したんですよっていうネタ解説.

*10:更に細かい話をすると発表当日の服装はRADIOHEADのTシャツで「Fitter Happier」の歌詞なデザインでした.

*11:前回デブサミはリハーサル・壁打ちナシのぶっつけ本番でした, 結果成功したものの満足はしてなかったので今回は計画立ててやりました.

*12:社内45分リハとほぼ同じ内容でした, 完全なスクリプトは書いてないので言ってることは少々違いますが.

*13:おそらくですが本番会場より良いプロジェクターとスクリーンでした笑

*14:ツイートを追うと野球わからないとかあったので...これは申し訳ない真似をした

*15:今までやったことないスタイルの野球ネタやります